私費留学生としては、とにかく貰えるだけ嬉しい奨学金。
金額の多いものはもちろん、数百万のもので生活費が少しカバーできるのも嬉しいですよね。


MBA生が申し込める奨学金一覧については、下記の記事が一番網羅性が高いと思います。
http://www.jetmarketing.jp/entry/2018/12/24/173005

残念ながら上記の奨学金うち、海外在住者が申し込めるものは一つだけです。
なぜ日本在住者に限定しなければいけないのか、その理由は良く分かりませんが、とにかくどの奨学金を見ても「日本在住者のみ」「海外からの申し込みはご遠慮いただいています」などと書いてあります。。
特に、伊藤国際、中島記念など金額の高いものが申し込めないのは本当に残念な事実。


とは言え文句はばっかり言っていられないので、その中で何とか見つけた海外在住でも申し込める奨学金を紹介します。

ここに無い奨学金の情報を持っている方は、ぜひコメント欄等から共有いただけると嬉しいです。



神山財団奨学金

http://www.kamiyama-f.jp/

金額:100万/年、合計200万円まで
申込タイミング:合格後(2019年は4月8日でした)
募集要項
・渡航前ミーティング、その他留学中・卒業後のイベントに参加できること

上記リンクにある中で、唯一海外在住者が申し込めるもの。
海外在住者はSkype等で面接可なあたりは助かるが、渡航前ミーティングは毎年6月に東京で行われるようなので、これまでに帰国しないと厳しい。また明確には書いていないが、卒業後もイベントに参加するという条件からして海外就職希望者はあまり好まれないのかも知れない。
下記に獲得された方のブログがあるが、豪華なアドバイザー陣を通して得られるアドバイスや人脈が、お金以上に貴重であるとのこと。

神山財団奨学金は、「お金じゃない」
https://gakukitano.com/2018/06/27/post-90/

QS MBA Scholarship

https://www.topmba.com/scholarships

金額:最大US10,000
申込タイミング:合格後(2019年は5月31日でした)
募集要項
・QS開催のイベントに過去に参加していること
・学校からのオファーをもらっていること
・奨学金は授業料に使うこと

MBAやその他留学フェアなどを開催しているイギリスの会社による奨学金。
学校に紐づかないものでは、US$10,000のQS Leadership Scholarshipと、$2,000のQS Community Scholarshipがある。
こちらは世界中から応募があるだろうから倍率はかなり高いのではないかと思われる。また奨学金の主旨等や、過去の受賞者の経歴等についてもあまり書かれておらず、謎が多い奨学金でもある。

2013年に獲得した人がエッセイのアドバイスをしている記事を見つけたので、応募する人は参考にされたし。
https://www.topuniversities.com/student-info/scholarship-advice/how-write-winning-scholarship-essay

Chevenings(イギリス留学限定)

https://www.chevening.org/apply/

金額:授業料最大£18,000まで、渡航費用、ビザ申請費、生活手当(金額不明)など
申込タイミング:合格前(2018年は11月6日でした)
募集要項
・卒業後2年以上母国に戻ること
・職務経歴2年以上
・イギリスの大学に3校以上申し込むこと
・最低英語スコアあり

イギリス政府によるイギリスへの大学院留学向けの奨学金。
私の印象でしかないが、MBAに特定されない奨学金では、MBA生は不利になる傾向があるように思う。(卒業後に給料が上がることが多いので)
MBAでイギリス一本で受ける人はあまりいないと思うので、ちょっと使い勝手が悪いかも知れない。

在住国の奨学金

私が住んでいたシンガポールには残念ながらなかったが、在住国にMBAを支援するもので、かつ「居住者であれば市民でなくてもよい」と言う条件のものがあれば、もちろん応募は可能。
各国の奨学金に関しては、下記LBSのページの、External Scholarshipsの項を見るのが良いと思う。
https://www.london.edu/masters-degrees/mba/fees-financing-and-scholarships


以上。残念ながら、私が見つけられたのは4つだけです。

このうちCheveningsは日本に帰国する要件があるので応募せず、神山は海外就職希望がNGとは書いてないので恐る恐る応募してみたが不合格、QSは今準備中ですが確立は低いかなと思っています…