入学して1ヶ月経ってクラスメイトのバックグランドがだいたい把握できてきたので、ここでは出身国と出身業界という切り口からLBS生がどんな人達なのか見てみたいと思います。
受験生向けの資料などでもある程度載っている内容ではありますが、よりリアルな情報を載せてますので、参考になれば嬉しいです。

出身国

まずは出身国からLBS生のプロフィールを見ていきたいと思います。

アメリカ人が多い

意外かも知れませんが、LBSで一番多い出身国はアメリカで、100人前後います。
MBA本場のアメリカですが、MBAは取りたいけど他の国に住んでみたいと思ったときに、アメリカと同じ2年制で英語圏にあるLBSは手頃な選択肢みたいです。

LBSでは一つの国籍の人が1割以上にならないように調整しているのですが、移民社会アメリカでは二重国籍を持っている人がとても多いため、出願時はアメリカでない方の国籍で出願している人が結構おり、学校は把握していないけど実際はアメリカ国籍という人の割合がかなり高くなってしまっているようです。

またカナダ人もストリームに4人くらいいますし、国籍は違っても北米で育ったという人も一定数いるので、LBSは北米カラーが結構強いです。

余談ですが、私が学部時代にイギリスに交換留学していた時は、アメリカ英語を話す(例えばサッカーをfootballでなくsoccerと言う)と周りの人から一斉に注意されたものですが、LBSでは北米が多数派なのと、イギリス人も心が広い人が多いので、そういうことは全く起きません。
逆に言うと、LBSにいてもQueens Englishなんて身につきませんので注意。笑(そもそもQueens Englishはその名の通り超お上品な英語なので、一般人は話さないのですが)

インド人も多い

2番めに多いグループはインド人で、50人強いるようです。
インド人の特徴は、ファミリービジネス出身者が多いことです。インド人ってみんなファミリービジネスやってるのか?と思うくらい。

ただファミリービジネスと言っても日本の自営業のような小規模ビジネスを思い浮かべてはいけません。
私のStudy Groupのインド人も国際的にビジネス展開してますし、日本企業とコラボして研究開発してたとか、ドバイに進出してそのオフィスの立ち上げをやっていたとか、それなりの規模でビジネス展開している人が多いようです。
インドという国の経済の逞しさを感じずにはいられません。

南米人は固まる傾向にある

南米ではコロンビア、ペルーが比較的多く、その他ブラジルやアルゼンチンなども一定数います。
ほとんどの国がスペイン語圏なこともあり、南米人は同じ地域の出身者同士で固まる人が多いように思います。

パーティーなどで話の輪に入ったら、皆んな南米出身者でスペイン語で話していたということも時々あります。
もちろん全員がそうな訳ではありませんし、仲良くなれば皆んなフレンドリーです。

東アジアでは日本人が一番多い

毎年の傾向かどうかわかりませんが、今年は日本・中国・韓国・台湾の東アジアの中で日本人が最大規模です。
日本企業には社費制度があるので、MBAに来る学生数自体が多いのかも知れません。

その代わり中国人はMiMやMiFに大量にいるので、LBS全体の中国人コミュニティは日本人より多いのですが。

アフリカ出身者はまだまだ少ない

5大陸の中で圧倒的に人口が少ないのはアフリカで、私のストリームでも2名しかいません。
やはりアフリカでMBAに来れるような人はまだまだ少ないのでしょう。

その他

その他にまとめてしまって申し訳ないですが、東南アジア、東欧、中東、オセアニアなどの出身者も一定数います。
(オーストラリアはストリームに3人くらいいるので結構多数派ですが)
この「その他」の豊富さ、本当に色々な国から来た人と知り合えるのがLBSの魅力だと思います。

FTのMBAランキングでは多様性の指標としてInternational Studentsの比率を使用していますが、International Studentsは大学がある国の出身者以外のこと(LBSならイギリス人以外)のことなので、この数値が高いからと言って蓋を開けてみたら特定の国の人ばかりだった、というのでは多様性とは言えない気がします。
受験生で多様性を重視して学校を選んでいる人は、その辺りも良く見てほしいと思います。


出身業界

続いて出身業界です。

学校側がPre LBS Directoryと言って同学年の人の出身企業は学校が一覧にして共有してくれるので、その情報をもとにMBA2021の出身企業をまとめてみました。

コンサル出身

ブティックファームなども合わせてコンサル出身者が一番多く、145名でした。

戦略コンサル出身者は日本人以外でも社費の人がとても多いです。
(逆に言うとコンサル以外で社費は日本人・韓国人以外はほとんど見かけません)

MBBで言うと、MBA2021はMcKinsey35人、BCG15人、Bain8人でした。
私は一人だけMcKinseyを辞めて来ている私費の女性を知っていますが、MBB出身者はほとんどが社費だと思います。

就職先でも一番多いコンサルですが、Employment Reportには社費で元いた会社に戻る人の分もカウントされているので注意が必要です。
MBA2018の就職レポートではMBB就職者はMcKinsey:33、BCG:29、Bain:28のなので、もともとMBBから派遣されている人がMBA2021と同じ58人だとすると、新規でMBBに就職したのは30人くらい、特にMcKinseyは新規ではほとんど採ってないということになりますね…

先輩より訂正情報をいただいたのですが、Employment Reportは社費は除いているそうです!
社費派遣者を上回る人数を新規採用で送り込んでるということですね…LBS恐るべし!!

ちなみにMcKinseyの中でもイタリアのミラノオフィスがLBSに大量に学生を送り込んでいて、私のストリームだけでもMcKinseyミラノ出身が3人います。
ミラノで働いてたと言う人がいたら高確率でMcKinseyというのはもはやLBSあるあるです。


MBB以外ではBig4出身者が22人(うちDeloitteが一番多く15名 ※監査などコンサル部門以外の人除く)のようですが、私の知っている限りBig4で社費派遣の人はいないと思います。

ファイナンシャルサービス出身

私がファイナンス業界に興味がないのでコンサルと比べて分析が雑になりますが、Financial Service(銀行・保険など)出身者は合計で135名いました。
社費派遣がないからか、コンサルのように一社で10名以上という会社はなく、多い企業で3名(HSBC、JPMorganなど)でした。

また事業会社のファイナンス部門で働いていたという人も私のストリームで知っているだけで2人いるので、ファイナンスバックグランドの人という括りだとコンサル出身者と変わらない人数になると思われます。

その他

国の多様性と同じく、MBAが面白いのはその他の人たちのバックグランドの幅の広さです。(これに関してはLBSに限った話ではないと思いますが)

ConsultingとFinanceの次に多いグループではTechnologyが55名、私の出身業界でもあるManufacturingが28名、面白いところではGovernment(軍隊含む)が14名、Non Profitが11名でした。

他にもエネルギーや消費財など様々な事業会社、起業家やベンチャー出身者、エンジニア、医者、建築士など本当に多様なバックグランドの人がいます。

ケースを元にした授業をやると、大抵クラスに一人はその業界出身の人がいますし、私のようにニッチな業界を志望していたとしてもその業界出身者がたいてい1人は見つかるのも嬉しいです。



以上、今回は出身国と出身業界からLBS生の特徴をまとめてみました。
もう少しして色々な側面が見えてきたら、LBS生の特徴についてまた何か書きたいと思います。