無事に1学期の課題も終わったところで、3日間Singapore Corporate Trekに参加してきました。

LBS Asia Club

今回のトレックはアジアクラブ主催なので、まずはその説明を。

ややこしいのですが、LBSのアジアクラブは実質的に東南アジア+香港・台湾クラブです。
Japan, China, Korea, India, Middle Eastなどは独立したクラブがあるので、残った地域でAsia Clubを組んでいます。

活動内容としてはアジア料理を食べに行くソーシャルイベントに加え、ConsultingやTechなどの分野で前年にインターンをした先輩に話を聞くなどCareer系のイベントも開催しています。
Trekの企画も積極的で、今年は治安上の理由から開催されませんでしたが昨年は香港Career Trekも開催したようですし、今年は観光TrekとしてタイやパキスタンTrekも企画しています。

私はシンガポール就職希望のため割と色々なイベントに参加していますが、正直クラブとしては弱小感は否めず、ExCoも希望者がいなかったので東南アジア出身者を半ば強制的に(?)ExCoにさせてました。(こちらに書いたとおり、他のクラブではExCoは人気ポジションなのですが…)
複数の国を合わせても日本・中国・インドなどには学生数で敵わず、しかも発展途上かつ小さな国が多いので他国の学生の関心も集めにくいのが実情なんでしょう。
上記のタイTrekも、参加者が足りずにキャンセルになったとか…まぁJapan Trekなどの人気トレックと日程被ってたのが主な要因だと思いますが。。

となんだかネガティブキャンペーンみたいになってしまいましたが、今回のシンガポールトレック含めイベントとしては面白いものも多いので、ぜひ色々参加して下さい!

訪問企業

Coporate(日本で言う事業会社)と銘打っているのですが、Tech系の企業が大半でした。
LBS生の就職先として人気なこと、優秀な学生を探していてこういう企画に積極的に応じてくれる所が多いことが要因だと思います。

下記がスケジュール兼訪問企業一覧ですが、TechといってもGoogleやFacebookなどのシリコンバレーの会社や、Grab、Gojekなどの 東南アジア発のスタートアップ、MicrosoftやVisa/Mastercardなどの歴史の長い(と言ってもMicrosoftはそんなに古くないですが)企業などラインナップが豊富です。
またオーストラリアの投資銀行のMacquirieや、シンガポールのPEであるGICなどの金融系の会社も数社入っていました。
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スケジュールの黄色の部分は朝食や夕食などで、参加必須ではありませんが、シンガポールの有名どころを押さえられるように組まれていました。
また3日目の夜にはシンガポールの卒業生とのネットワーキング会もありました。

参加者

参加者は全員で19名。
MBA生は半数くらいで、残りはMiFやearly career(MiM、MFAなど職業経験が全くないか数年しか無い学生)でした。

国籍としてはシンガポール国籍や永住権などシンガポールに長く住んでいる人が4−5名、残りはインド・台湾・中国などアジア出身の人が大半で、ヨーロッパは2人、日本人も私含め2人でした。

シンガポール人・永住権保有者以外の参加者の殆どはシンガポールが初めて、または少し旅行や出張で来た程度という人で、私のように以前住んでいたり、シンガポールで仕事をすることがほぼほぼ決まっているという人は少なかったです。

Key Takeaways

全体的な感想としては学びが多く、とても充実したトレックでした。
個人的なTake Awayを書いておきます。

①東南アジアでのビジネス

色々な企業を訪問する中で、途上国の多い東南アジアでビジネスをするということについて、多くの発見がありました。

例えば、今回の訪問先はFintech関係が多かったのですが、東南アジアは銀行口座を持っていない(=クレジットカードもない)人の人口が半分以上なので、クレジットカードでの支払いをベースとするオンラインサービスは利用者がかなり限られます。
訪問先企業の一つであるGrabはUberと同じ配車アプリを主とする会社なのですが、数年前までUberと激しく争ったあげくUberに勝って東南アジアから追い出した(正確にはUberの東南アジアビジネスを買収した)会社です。
Grabの人曰く、主な勝因はローカライゼーションで、特にCredit Card以外での支払いを可能にしたのが大きかったとのこと。
先進国での常識が通じない途上国ビジネスの面白さを感じました。

また、途上国だからこそビジネスをする→国の経済が発展する、という直接的なつながりが見えやすいのも面白い点だなと思いました。
またGrabを例に出すと、Grabを通して初めて仕事についた人や、車という資産を持てた人がいるなど、社会的なインパクトを強調していましたし、Gojek(インドネシア発の配車サービスの会社)も似たような話をしていました。

②シンガポールでのネットワーク作り

シンガポールの各企業で働いている人たちとのネットワークを広げるという意味でもとても有意義でした。

訪問先企業の半分くらいは卒業生がいましたし、卒業生以外でも皆つながるのに積極的なので、今回のTrek通して20人くらいLinkedInのConnectionが増えました。

また最終日のAlumniとのネットワーキングもとても有意義で、私が人事領域に興味があると言ったら知り合いを紹介できるよと言ってくれた人が何人かいました。
今後就活の際、または卒業後にシンガポールで仕事をするにあたり、このネットワークが役立つことがあるのではないかと思います。

ちなみにAlumniネットワーキングの会場はとても豪華な会員制クラブだったのですが、なんとオーナーがLBSの卒業生でした。
そのオーナーはこちらの記事で書いたLBSのIncubation制度を初めて利用した人で、その後もserial entrepreneurとして幾つかのビジネスを立ち上げた後、今は会員制クラブでビジネスパーソンや芸術家など色々な人達をConnectすることにやりがいを感じているようです。

シンガポールではSundawner@Sinaporeとして月に一回Alumniイベントも行っているようで、こういう色々なAlumniがいるのはLBSの心強い点だなと改めて思いました。

③在校生ネットワーク

上述の通り参加者のうちMBA生は半分くらいだったため、普段あまり話す機会のない他のコースの人達、しかもシンガポールに興味のある人達と知り合いになれたのもよかったです。
三日間ずっと一緒にいるので嫌でも色々な話をしますし、最終的に同じストリームのメンバーよりも仲良くなれたんじゃないかと思うくらい、距離が縮められました。

就職先探しに期待しすぎない方が良い

最後に注意点として、期待値を調整したほうが良いよという話を。
今回訪問した会社は、インターンを取っていない会社や、ビザをサポートしてくれない会社も多かったため、インターン先を探したかったという同級生には不満足だったようです。

個人的な意見としては、そもそも自分で興味のある企業をリストアップして個別アタックしている訳ではないので、トレックでインターンを獲得しようと期待するのはちょっと楽観的すぎるのではないかと思います。(もちろん運が良ければインターンにつながる可能性もあると思いますが)
12月というタイミング的にも、6月からのインターンの話をするのはちょっと早すぎる感がありますし…

Careerトレックは色々な会社について学び長期的なネットワークを広げるためのもので、直接的に就活に役立てようとしすぎない方がいいのではと思います。



以上、最初に書いた通りとても充実したトレックでした。
残りの冬休みの数週間、ゆっくりしながら来年の就活に向けて準備を進めていきたいと思います。