6月中旬ごろに、LBSアカウントにメールが届き、Pre Online Moduleを受講してくださいという連絡が来た。

会計などの科目に事前のOnline Moduleがあることは知っていたが、授業内容以外にも準備することが多くて結構びっくりしている。
私は6月末には仕事をやめていたので問題なかったがが、ビザや住居など一般の留学準備と合わせて働きながらこなさなければ人はかなり大変だと思う。
今後入学される方への目安として、各内容と受講時間を記載しておこうと思います。

非授業科目

以外に多くてびっくりしたこの項目。主なものを3つ紹介。
(カッコ内は所要時間)

・Avoid Plaigarism(飛ばし飛ばしで1時間前後)

Plaigarismとは盗作のこと。要は論文などを書く際は、ルールに則って参照元を記載しましょうということ。
日本にも類似ルールはあるので、ちゃんとした大学に通っていた人なら承知している内容だと思う。
というかそもそもMBAって論文書くのか?という疑念が頭から離れなかったが、ざっと読み飛ばしながら受講して難なくテストにも合格できた。

・Excel(飛ばし飛ばしで1時間前後)

エクセルの基本的な使い方をレクチャーする講座。
私は前職でバリバリエクセルを使っており、関数、Pivotは自由自在、果てはVBAまで使える他称エクセルマスターだが、Financeとは使い方が少し違うのと、自分には身近でないショートカットキーの問題がかなり出ていたので、まさかのPreTestで不合格になった。
参照での$の使い方など基本的な内容もかなり多いが、知らなかった知識もいくつか吸収できた。

・How to write your CV module(受講だけで1時間前後)

文字通りCVの書き方についての動画。主な内容は以下の通り。

・LBSで作っているCVのフォーマット(詳しくはこちら)の説明
・各項目に記載する内容のガイドライン
・魅力的なBullet pointの書き方(CAR : Challeng, Action, Result手法)
・vmockという自動・オンラインでCVのクオリティ判定システムにCVをアップして自分で推敲

私はLBS受験時に作ったCVがLBSフォーマットとかなり近かったのと、CARに関してもこちらの記事で紹介したデバリエの著書で紹介されており実施済みだったたが、それでもvmockではかなり改善事項が洗い出されたので可能な限り変更しておいた。
地味に役に立ったのは、各項目の書き方のガイドラインで、「GMATは720以上のときだけ書く」「大学の国際的な認知度が低いときは、Top Rankegd XX in XXXなど説明を書く」などの具体的なアドバイス。すぐさま実行して変更しておいた。

Career Centreからは他にも大量の資料がポータルにアップされているため、渡英までに時間をかけて読んで、CVもできる限り良いものに変えておきたいと思う。詳細は後述。

授業科目

こちらがメイン。AccountingとFinanceの分量がかなり多い。

時間節約のポイントは下記
・Accountingは免除制度(Weiver)があるので、取り敢えず最初にテストを受けてみる
・動画の再生速度を上げて受講する(動画ではゆっくりはっきり話しているので、1.25-1.5倍速でも私は問題なくついていけた)
・知っている内容は動画は見ずに資料だけ見るなど、上手に飛ばす

当たり前だが理解に戸惑ったり、英単語が分からなくて調べたりしていると時間がかかるので、結局は個々人の事前知識、理解度・英語力によってかかる時間は全然違うと思う。

また毎年そうなのかわからないが、結構テスト問題に誤植があったりして、途中からテストの問題が書き換えられたり、所々つまづいたのも時間を取られる要因になってしまった。。

※一日の目安は8時間前後。

・Accounting(飛ばし飛ばしで丸一日。じっくりやったら2日程度)

PreTestで合格すれば免除される。私は経営企画だったこともありそれなりの会計知識があったため(簿記二級くらい)、試しにPreTest受験してみたところ合格できた。
財務3表について基礎的な知識がある人なら合格できると思うので、免除できるならするに越したことはないと思う。

ただ私は時間もあったしバリバリ会計バックグランドではないため、抜けている知識がないか確認したく、一通り受講もしておいた。
正確には、PreTestを受けながらB/S周りの知識が怪しいなと感じたため、B/Sの項を重点的に受験し、その他P/LとCashFlowはSummaryだけ読んで自分が知らない知識がないか確認しておいた。また最後のAnalysisやCase Studyの項もさっと確認しておいた。

・Finance(Readingと練習問題を飛ばして3ー4日)

私にとっては今回の科目の中で、ほぼ全く事前知識がない唯一の科目。
Readingと練習問題は飛ばしたものの、適当にやっておいて後で着いて行けなくなったら怖いので、ノートを取りながら私なりにじっくり進めた。
内容自体はそこまで難しいとは思わなかったが、基礎の基礎というよりその一歩先まで進んだ印象があり、流石Financeに強い学校だなと思った。

・Data Analysis(飛ばし飛ばしで1日)

私は大学の副専攻が社会学で統計は当時軽く学んでいるためさらっとできたが、独特の分野なので馴染みがない人は理解に時間がかかるかもしれない。
とは言え他のコースと比べると圧倒的にボリュームが少なかった。

その他

How to utilise your two years MBAというWebinerが入学前にあり、時差の関係で参加はできなかったが録音を聞いた。
そこでスピーカーとして参加した3人のうち2人の学生が言っていたのは、「入学したあとはじっくりCareer Centreの資料を読む時間がないから、入学前に読んでおけばよかった。」ということでした。
その他「CVの作成、インタビュー応答の作成なども、授業が始まって忙しくなると、仕事をしていた頃に何をしていたのかを案外思い出せなくて時間がかかってしまった」とのことでした。

私は6月中旬から仕事をしておらず時間には余裕があったので、キャリアについてもそれなりに時間をかけて準備をした。
具体的には下記、現時点で途中ではありますが、授業が始まる前にはやっておきたいと思っています。
・Onnlineでアクセスできるキャリアセンターの資料を読み込む
・Cover Letterを特定企業に提出するつもりで書いてみる
・企業研究(LAMP List : 興味のある企業・人脈・可能性などを一覧化したものの作成)


以上、取り敢えず渡英前に一通り終わらせられてほっとしています。
参考になれば嬉しいです。