他の記事でもちょくちょく書いている通り、私はOrganisational Behaviourについて学ぶことと、組織・人事の関連分野にキャリアチェンジすることを大きな目標としてLBSに来ているのですが、実は入学してすぐの8月からこの分野での学生グループを立ち上げてていました。

つねに色々なことが起きているのでどのタイミングで記事にしようか迷っていたのですが、この度Student Association(生徒会)にSocietyとして承認されることが出来たので、一旦の区切りとしてこれまでの道のりについて書きたいと思います。

きっかけ

きっかけは、日本人で同じ分野に興味を持っている同級生が「一緒にやろう!」と声をかけてくれたことです。

私はMBAでOBに興味ある子なんてそんなにいないだろうと決めつけてしまって、自分1人で何とかしようと思ってしまっていたのですが、その子が声をかけてくれた事で他の人も巻き込むという発想を持てました。本当に感謝です。
グループとして活動すること、オフィシャルなクラブになることで校内・校外様々なステークホルダーとの交渉力が増しますし、ネットワークの輪も広がりやすいということを既に実感しています。

グループ名はあとで変更することになるのですが、立ち上げ時はOrganisational Behaviour Groupという名前で立ち上げました。

これまでの活動内容とこれから

昨年8-10月はSocial Gatheringと題したディナーを2度開きましたが、参加人数も少なく、やはり内容のあるイベントをしないと人は集まらないということがよく分かったので、Social系は一旦封印し、他のクラブがやっているようなイベントを開催することにしました。

11月にはPeople Strategy in Startupという形で、スタートアップの人事でインターンをしている2年生と、HR techのスタートアップで働いていた1年生の2人を読んでRoundtableという形でイベントを開きました。
参加人数は10名前後でしたが、中身の濃いディスカッションができて良い学びになりましたし、何よりSocial以外のイベントが年内に一つでも出来たことがとても嬉しかったです。

今後ですが、残念ながらコロナウィルスでキャンセルになってしまったものの、Alumni in People Professionsというタイトルで、人事関連の仕事をしている卒業生を3人招いてそれぞれのキャリアや各会社での人事プラクティスにつパネルディスカッションを行うイベントを4月に企画していましたし、他にも幾つかイベントを計画していました。

今後オンラインで何かイベントを開こう言う話になっていますので、実現できたらまた共有したいと思います!

クラブ登録までの長い道のり

正式なClubとして活動するには結構な要件と長いプロセスがあります。
・まず4ヶ月Whatsapp Groupなどで自主的に活動すること
・その後Student Associationに申請してSoiety(Clubのひとつ下の格付け)として活動すること
・Societyで活動が常態化していると証明できたらClubに変更

Student Associationのクラブに関する書類を見る限り、どうも過去に活動実態がほとんど無いクラブや、活動内容が重複するクラブが乱立していた時期があったらしく、それを避けるために今のように厳しい基準を設けるようになったようです。

私たちは9月にWhatsAppを立ち上げて、2月末にStudent Associationにプレゼンをして3月にApproveされました。
クラブになるには今後1年間活動をして、再度Student Associationから承認される必要があります。

LBSはアクティブなので私の周りにもクラブを立ち上げに興味がる人は何人かいますが、この要求に耐えられず諦める人も結構いるようです。

LBSでLeadershipをとるということ

受験生や周りの人に、LBSでクラブを立ち上げると言うとすごーいと言われることが多いですし、私もこの記事を読む人の立場だったら、この人はすごい人なんだなと多分思うんだと思います。

でも私は帰国子女でもないし起業してた等の特段すごい経歴のある人でもありません。
実際やってみると特別なLeadershipや頭の良さが必要かというとそんなことはなくて、要はやる気の問題だと思います。

やる気というとふわっとしているので、具体的に言うと下記2つです
・行動力(まずやってみなきゃ始まらない!)
・持続力(勉強や就活など他にもやることがいっぱいある中で、コミットし続ける熱意)

Society立ち上げは、私のやりたいことがたまたま既存のクラブになかったから出来たことではありますが、その他のことでも日本人だからとか英語力がないからと行って臆するのではなく、やればできると思ってやってみることが大切だと思います。

多様なチームをまとめるということ

LBSでリーダーシップをとることの醍醐味の一つに、色々な国から集まったメンバーをまとめるということがあります。
このSocietyのExCoメンバーは日本人が半数くらいと、他にアルゼンチン、南アフリカ、シンガポールのメンバーがいるのですが、やっていて思うのは日本人だからManageしやすいというこいうことは決して無いということです。

というか、このブログは知り合いで読む人もいるので大きな声では言えませんが(ブログだから声の大きさの問題じゃないよと自分でツッコミつつ)、日本人の方が難しいと思うことも多々あります。

理由として、一つには日本人二人が立ち上げたクラブなのに日本人以外で手を挙げてくれた人は、コミットメントの度合いが高い傾向にあるということ、もう一つは日本人だから伝わるはずという期待からコミュニケーションが疎かになってしまい、問題が起きやすくなっているのではと思います。

SPOの授業のDiversity回で、違う人種や性別の人がチームにいると、心理的に「きちんとコミュニケーションをとらなければ」という気持ちになりやすく、それがバイアスなどを防ぐきっかけになる、という話があったのですが、正にその事例ですね。

同じ日本人でも、育ってきた環境も違うし、今まで働いていた会社や業界も全然違うので、仕事の進め方や物事の価値観、判断基準など本当にバラバラです。
言葉の壁がない分、違いも明確になりやすいですし…

国が違うからまとめにくいということではなく、きちっとコミットメントのあるメンバーを集め、きちんとコミュニケーションをとることが大切なんだと学びました。

Visionary Leadershipの重要性

上述の通り、もともとOrgaisational Behaviour Groupだったグループ名を、途中でPeople Strategy Groupに変更しています。
そのきっかけは、立ち上げてから数ヶ月、どんなイベントをするか議論していたものの中々方向性が見えず、そもそも何がやりたかったんだっけ?と迷ってしまうことが多かったこと、コアメンバーの中で「リーダシップを磨きたかったのに、HRをやりたいなら違う」と言って抜けていった子がいたことの2つです。

私の中ではどんなことがやりたいかは頭にはあったのですが、一緒に立ち上げたCofounderの子とさえもあまり話したことがなく、当たり前ですが他のメンバーとはもっと共有できていませんでした。

10月ごろにこの問題に気づき、クラブ名変更とObjective Statementの作成などの方向修正を行いました。このアクションを取ってからイベントの議論もスムーズに進むようになったし、チームとしてのまとまりも良くなったように思います。

その際、目的については正解・不正解があるものではないので、Cofounderの二人がやりたかったことを大切にしようということで、二人で集まって話して他のメンバーに承認をもらう形にしました。

よくビジョンの大切さはOBやリーダーシップなど色々な所で言われているものの、それを自分で実践できていなかったなということで反省しました。

ビジネススクールの授業で学ぶ内容は、いかにロジカルに意思決定をしてそれを人に伝えるかという話が多いですが、実際のビジネス(とくに事業会社)では、何が正しいかは明確ではない中で自分のビジョンを示して人を引っ張っていかなければいけないということが多いと思います。

私はそこまで自分の考えを周りに話すタイプではないので、反省した後もまだまだ出来てないなと思うことはとても多いですが、身を持って経験・反省できたことは大きかったと思います。



総括として、実際に何らかのリーダーシップポジションを取ってみると、授業では得られない学びが得られるので、機会があればぜひやってみてはいかがでしょうか?
ただし、リーダーシップポジションと言っても役割によっては単なる取りまとめ係になってしまうこともあるので、タイトルに惑わされず役割の中身をしっかり見定めることもおすすめします。

People Strategyもクラブ化できるように今後も続けていますので、皆さんが入学した際にまだ存続していたらぜひ入会してくださいね。笑