授業料や留学先で必要な資金を日本から送金するために、多くのMBA生は海外送金に有利な銀行口座を新たに取得するようです。一般の銀行は海外送金が窓口でないとできなかったり、手数料がとても高かったりと不利なので…

日本人チャットで議論した結果、マネーパートナーズで両替してプレスティアで海外送金するのが一番手数料が安くて済む、という話でしたので、私も各銀行で口座を開設しようと試みました。


日本に住民登録が無い人は日本で銀行口座を新規に開設することはできませんので、直前まで海外在住の方は、住民票を一旦戻したりと手続きがかなり煩雑になります。

結論から言うと、きちんと必要な書類を事前に準備さえしておけば、数日間の日本滞在で住民登録→口座作成まですることは可能です(ただしプレスティアはキャッシュカードが送られてくるのに数週間かかるので、ご家族に転送いただくなどが必要)。
ただし、銀行による差もあり、私はマイナンバーカードではなく住民票で申請したところ、マネーパートナーズの審査に落ちました。

次に続く人のために私が経験したことを書いておきます。


また、会社を退職する人は年金・退職金などの手続きも色々必要になってきますので、できれば1ヶ月は日本での準備期間を設けたほうがよさそうです。


参考:私のドタバタ申請スケジュール

参考まで、私の渡航前のスケジュールを書いておきます。
別記事にある通り退職前に無理やり帰任させられたので3ヶ月ほど時間はあったのですが、住民登録をする実家にいられる期間が短かったのと、最初の戸籍謄本で出鼻をくじかれているので、かなり時間がかかってしまいました。

4月末帰任
ゴールデンウイークを実家で過す
連休明け、休暇を取り区役所に行ったが戸籍謄本がなく転入届が提出できず
5月中旬よりシンガポールに出張
出張後、6月末まで東京で勤務
7月初旬より有給消化しつつ実家で過ごす
転入届を再提出し、銀行口座作成
7月末に渡英

海外から日本への転入届には戸籍謄本が必用

上述の通り銀行口座は日本に住民登録がないと作れませんので、実家などの住所で一旦転入届を出さないと何もできません。

要注意なのは、海外から転入届けを出すには、戸籍謄本と戸籍の附票の写しが必要です。(住所と本籍地が同じ場合は不要になることもあるそうです)
私は海外から帰任してすぐ帰任後休暇なるものを取得し、意気揚々と(?)役所に向かったのですが、戸籍謄本を持っていなかったため登録できず、予定していた銀行口座の作成が大幅に遅れてしまいました。

ちなみにもう一つの提出書類として、帰国日のスタンプが押されたパスポートが必要なのですが、私はビザ申請のために提出してしまっていたので、帰国の際の航空券で申請させてもらいました。
自治体によると思いますが、今時は自動ゲートを通ってしまうとスタンプが押されないことが多々あるので、交渉すれば大抵はOKが出ると思います。

マイナンバーカードは転入届の1ヶ月後

日本の行政に一番憤りを覚えたのがこの点。
役所で転入届を出してから、マイナンバーカードが届くまで約1ヶ月かかるのです。

日本への滞在日数がよっぽど長い人でないとこんなに長くは待てませんよね。。
何かの手続きで、マイナンバーカードが絶対に必要な場合は要注意です。

私は上述の通り転入届の提出が7月上旬になってしまったので、カードの到着まで待てないと思い、マイナンバーカードが必要なものは断念しました。

銀行口座開設はマイナンバー入り住民票で

マイナンバーカード送付を待てない人の救世主がマイナンバー入り住民票。
転入届を出したら、その場ですぐ取得できます。(私の自治体は数百円の手数料がかかりました)

多くの銀行は、下記二つがあれば口座登録が可能で、実際プレスティアはこれで登録できました。
・マイナンバー入り住民票
・顔写真付きかつ登録住所の入った身分証(運転免許・健康保険証・パスポートなど)※
※パスポートなど住所欄が手書きの場合は、古い住所を二重線で消し、手書きで新しい住所を書くだけでOK

マネーパートナーズの審査に落ちる

上述の通り、私はマネーパートナーズの審査に落ちました。

提出したのは下記2つの書類です
・マイナンバー入り住民票
・手書きで書かれた古い住所を二重線で消して新しい住所を書いた保険証

やっぱりマイナンバーカードがないと不利なのか、住所が手書きだったのがいけないのか分かりません。
マイナンバーカードの入手には時間がかかりますが、運転免許証は住民票(マイナンバーなし)があれば即日で住所変更できますので、せめて運転免許証の住所変更をしてから申請した方が良いかも知れません。

ネットで調べたのですが、この手の審査は一度でも審査に落ちると何度再申請してももう受からないそうです。
両替からの海外送金ではマネーパートナーズが一番好条件みたいですが、私は一度審査に落ちてしまったため、マネーパートナーズは諦めてYJFXというYahooがやっているFX口座を開設することにし、こちらは無事に審査に通りました。

ちなみにYJFXは両替手数料が無料、出金手数料が1500円/回です。マネーパートナーズは両替手数料が20銭/通貨で出金手数料が無料なので、まとめて出金すればYJFXの方が安いみたいです。

確定拠出年金の移管

退職する場合は会社の年金から全て抜けますが、確定拠出年金は60歳までは受け取ることができないので、自分で新規に口座を作成して移管手続きをする必要があります。

私は楽天のiDecoにしました。手続き自体はマイナンバー入り住民票でできましたが、オンラインで書類申し込み→住民票を返送→移管申し込み書類が送付される→記入して返送、という形で郵便でのやりとりが入るので、短期で登録を完了するのは難しいと思います。

また、移管書類は退職後にしか提出できません。
私の場合は有休消化が長く、退職日が渡英より後でしたので、書類だけ事前に準備をしておいて、退職日を過ぎてから実家の両親にポストに投函してもらいました。

国民年金について

これは海外在住だったかどうかには関係ないのですが、会社を退職する人は、厚生年金から抜けることになると思います。
普通は厚生年金から国民年金に切り替えて支払いを続けるのですが、海外在住の場合は年金の支払いは任意なので、支払わないことも可能です。
支払わなければもちろん定年後の受給額が減ります。

また私はMBA後そのまま海外に住んで二度と日本に戻って来ない可能性があったため確認したのですが、年金受給の条件は、10年以上年金の支払いをしていることだそうです。
この10年には学生等で支払いを停止していた期間も含まれますので、要は支払い終了時に30歳以上だったら定年後に受給可能(その時点で海外在住の場合は自分で申請が必要)で、そうでなければ留学中も払い続けるか、就職後に10年に達するまで払い続けた方が良さそうです。
(日本の財政が破綻したらどっちみちもらえないだろいうという議論は置いておいて…)



以上、マイノリティだとは思いますが直前まで海外赴任という方も時々いらっしゃると思いますので、私の体験が参考になれば嬉しいです。