先日、LBSからも無事合格を貰うことがでた。もともと人気校な上に社費を好むと言われるので、本当に少ないチャンスだったが、WaitListにもならず合格できて素直に嬉しい。
LBSはビデオエッセイやインタビュー中のケースプレゼンテーションなどユニークな選考プロセスが多い。
私の経験を書くので、今後受験する人の参考になると嬉しい。


エッセイ

TOP校であるLBSは、エッセイが強くなければどんなに海外経験があろうがGMATが高かろうが受からない(特に私費)。エッセイが出願プロセスの山場だと思って、心してかかろう。
エッセイの質問自体はオーソドックスだが、オンラインの出願フォームの中にも趣味や海外経験などプチ・エッセイを書く欄が多いので、そちらも要注意。

エッセイの準備のポイントなどは別の記事にしたのでそちらをご参照のこと。

ビデオエッセイ

LBS選考プロセスの一つ目の特徴。
書類選考通過の知らせから提出締め切りまでは1ヶ月前後なので、通知を待たずに出願後すぐに準備を始めた方がいいと思う。

1. 事前に出された質問
言い回しは異なるが、毎年Why LBS?を応用した質問のはず。
まずはエッセイカウンセラーと話す内容をしっかり作り、あとは緊張してもスラスラ言えるように何回も練習するしかない。
それでも頭が真っ白になった時のために、私は話のアウトラインをメモしてカメラの横に貼っておいた。実際は使わなかったが、精神安定剤として役立った。

2.その場で出される質問
その場でランダムに質問が出され、少しの準備時間の後にすぐ答える。
内容はそこまで見ていないと言われるが、短期間の中で質問の構成を考えて答えるのはかなり難しい。得意不得意があるかもしれないが、英語には問題のない私でも、何の準備も無く真っ当に答えるのは無理だと思った。

私がとった戦略は、ある程度回答の準備をしていくこと。
カウンセラーから過去に聞かれた質問をもらうと、質問自体は沢山あっても聞かれている本質は数パターンしか無いと分かった。
・成功体験
・チームワーク・リーダーシップの経験
・異文化体験
・LBSのカリキュラムに関する質問 (取りたいElective、GBEなど)

これを元に、どんな内容でもある程度応用させて答えられる様な回答を幾つかか用意していた。例えば、海外でのリーダーシップの成功体験だと、上記四つのうち三つをカバーしている。

予想外の質問が出る可能性はゼロではないのでこの方法はギャンブルでもあるが、少なくとも準備をしないよりはマシだし、予想外の質問が出たら、やれるだけやって後は神に祈るしかないと思った(笑
幸いにも当日は予想の範囲内に収まる質問が出たので、練習どおり回答できた。




インタビュー

LBSは卒業生によるインタビュー。私はシンガポール在住だったため、シンガポール人で1年前に卒業したボスコンの女性だった。日本だと日本人の卒業生に当たることも多いらしい。
インタビューアーが決まったらLinkedInなどでプロフィールを確認しておくと、聞きたい質問を考える上で役に立つと思う。例えば最近の卒業生ならカリキュラムやLBSの体験について聞く、昔の卒業生なら長期的なキャリアに与えたインパクトについて聞く、など。

卒業生インタビューはJoker, Wild Cardなどと良く言われ、人によってやり方が全く異なるので、臨機応変な対応が必要。
例えば私の場合、後述する5分間のプレゼンテーションの途中で質問を挟まれ、プレゼンと言うとより普通のインタビューの様な感じになった。

私の予想でしかないが、LBSインタビューでは話し方やプレゼン能力より、答える内容に比重が置かれているのではないかと思う。
卒業生インタビューではどうしても卒業生の主観が入りやすいということはアドミッションコミッティーも理解しているはずだ。その中で頼りになるのは、話し振りなどの主観が入りやすい部分より、「何を応えたか」。
実際、インタビューをする卒業生は、アドミッションコミッティーから質問して欲しい内容を一覧でもらっている。私の場合What does sucess mean to you?などユニークな質問もあり、インタビュアーは私が答えた内容をそのまま書き留めていた。
もちろん英語が明らかに不自由だったり、沈黙があまりに長かったりしたらダメだと思うが…

ケースプレゼンテーション

LBSのもう一つの特徴的なプロセス、インタビュー中のプレゼンテーション。
EdにもMatthewにも言われたのは、大事なのは中身よりStreucture。これからMBAを取る人に、有用な意見や知識を求めているのではなく、あくまでも論理だって話せる人かを見ているそうだ。Introduction / Body / Concolusion とまとめて話せる練習をすれば、どんな質問が出ても心配する必要はないと言われた。

とは言え、ある程度ビジネス知識があった方が確実に答えやすいと思う。
私の時は「Starbucksがイタリアに侵出する上での戦略」だったが、Starbucksが他国で侵出する時にどの様な戦略を取っているのかたまたま知っていたので、それなりに応えやすかった。
今流行りのFintechやAI、Cashless決済などの質問も多いようなので、インタビュー前は普段以上に新聞やビジネス誌をよく読んでおくと良いと思う。

一方で、全く知識の無い分野での質問が出た時の練習もした方がいいと思う。例えば、日本とシンガポールでのビジネス経験しかない私にとって、アフリカビジネスなどは全く想像がつかない領域だ。
コンサルタントのアドバイスは、自分の知っている領域に引きつけて話をすること。例えば私のバックグラウンドでアフリカの質問が出たら、東南アジアでの知識を紹介して「アフリカでも似たようなことが起きると思う」などと話せばいいのだ。
あくまでも知識を問われているわけではないことを念頭に起き、パニックにならず自分の話せることを話そう。
ちなみにMatthewは、自分の専門外の質問をするのはイジメかパワハラの様なものなので、開き直って話せば良いと言っていた(笑

合格通知

2月末にインタビューをして、3月末に合格通知。奨学金の通知はさらにその数週間後だそうだ。
本当に吟味して選考しているのがよく分かる。
ちなみに私は裏技を使ってオフィシャルな合格通知の数日前に合格の知らせを受け取ったが、この点については別の記事で書きたいと思う。


以上、日本人私費生でLBSに行くのは年に数人の狭き門(辞退者もいると思うので実際はわからないが)。同じ様に合格を目指す人に、この記事が参考になれば嬉しい。