先月IESEから合格通知をもらいました(奨学金つき)!ということで、今後の受験生に参考になるよう、これまでの道のりを綴たいと思います。

Apply前

IESEはイベント等に参加したり、One on oneの相談の機会を作るなどして志望度の高さをApply前からアピールしている方が良いと言われる。
学校側もコンタクトに積極的で、私の場合Webからパンフレットをダウンロードしただけで、近々話す機会ある?とメールが来たので、その後こまめに連絡を取っており、GMATで結果が出た時はすぐ報告して、エッセイの書き方なども相談に乗ってもらった。
またアドミッション関連のイベントだけでなくアルミナイイベントへの招待も数回もらったので、都合がつく限り積極的に参加した。
IESEを受ける身として、自分の地域(日本から受けるなら日本)のアドミッション担当に顔と名前を覚えてもらってもいないのに受験するのはリスキーだと思っておいても良いくらいだと思う。

IESEは人気校とは言えど、FTランキングでも10位前後というトップの中ではやや低めの位置づけで、Oxford・Cambridgeなどの様に大学名が有名な訳でもないので、このように囲い込みつつ、志望度の高い学生をフィルタリングしているのだと考える。



エッセイ

私がApplyしたMBA2021は、300ワードのエッセイが3つと奨学金を申し込む場合は500ワードのエッセイ1つで、他の学校に比べると比較的短く質問もスタンダード。LBSに使ったエッセイをリサイクルしつつ、IESEに合うようにカスタマイズして数週間で書き上げた。

IESEはキリスト教系の大学で、世の中に良い影響を与えるリーダーの育成を標榜しており、他のビジネススクールに比べるとかなりソーシャルマインドが強く、ミッションを大切にしている学校。エッセイではその点で自分の経験や熱意とのフィットを力説できると強いと思う。

本当かどうか分からないので保証はできないが、IESEはエッセイの比重が低いと言われ、話を聞いたある先輩は入学してから同級生が提出したエッセイを読んでクオリティの低さに驚いたと言っていた。
IESEが第一志望の人でGMATなど他に改善できるものが残っている人は、エッセイよりそちらに時間をかけた方がいいのかも知れない。

インタビュー

私はシンガポール在住のためSkypeインタビューだったが、東京の人はFace to faceが多い。

アドミッションスタッフによるインタビューで、既に話したことのないスタッフと話すようになっているので、日本人の担当者と既に接点がある場合、他のアジア地域の担当者とのインタビューになる。

アドミッションによるインタビューは一貫性があり、事前に情報収集がしやすいのが特徴。
自分のインタビュアーが誰か決まったら、受験カウンセラーに報告し、そのインタビュアーがどんな質問をする傾向にあるのか調べると良いと思う。(この点Edは過去の生徒のインタビューで聞かれた内容を全てWordファイルで収集しており、問い合わせると何十ファイルも送ってくれるので心強い)

IESEのインタビューの特徴として、幼少時代や家族の話など、個人的な内容を聞かれることが多い点が挙げられる。これは前述の通りミッション系の学校のため、仕事面だけでなく受験生の人となりをしっかり理解しようとしているのだと思う。
もう一つの特徴は、現職のビジネスの内容やマーケットの説明を求められることが多い点。ケースメソッドでは、自分の経験や知識を他の生徒に説明しながらディスカッションするスタイルになるため、その説明能力を試しているのだと思う。

私の場合、かなりユニークな社内制度の担当をしていたので、そこに関して突っ込んで聞かれるだというとEdと予想して準備していったが、予想通りインタビューの序盤はその質問だった。



アセスメント デイ

IESE受験プロセスの最大の特徴、アセスメントデイ。
以前はインタビューを通過した人だけが招待され、招待されずに合格する人もいたらしいが、私の年は書類選考を通過した人全員がインタビューと同時にアセスメントデイの招待を受ける形だった。学校側も毎年実験しながらやり方を変えているらしい。
内容も年によって、またバルセロナ・シンガポールどちらで受けるかによって違うらしいが、基本的にはグループディスカッション。

私の年はカンボディアの少女に職業教育をしているNPOのケーススタディ・プレゼンテーションだった。何ともIESEらしい内容である。
アドミッションスタッフが張り付いてディスカッションの様子を見ている訳ではないので、そこまで細かな発言内容を見ているとは思えない。ただ全く発言できない人や、逆に人の話を聞かずに突っ走るような人をスクリーニングしているように思われる。
ケースメソッドの学校なので、そう言う人が落とされる理由は容易に想像できる。

日本人にとっては、全く発言できないというリスクの方が高いだろう。
私はシンガポール駐在中で英語のディスカッションにも慣れていたため、特に準備などもせず自然体で挑だが、そう言う経験のない人にはかなり苦しいと思う。
英語学校や外国人が集まるイベントなどに足繁く通って、とにかく場数を踏んで鍛えるしかなさそうだ。

ちなみにシンガポールで受けるとアジア人受験生がほとんどで、どのチームも8人のうち日本人2人、中国人2人、インド人2人、その他(韓国・台湾など)2人という感じだった。
インド人はとにかく良くしゃべる。学校教育が英語なので、訛りはあるが英語も流暢で話すのが速い。
もちろん上述の通り人の話を全く聞かないような人は落とされるが、日本人の感覚からするとインド人全員がおしゃべりモンスターに見えるかも知れない。。
慣れていない人はそんなインド人に押されて全く発言できないという可能性が高いので、少し人の話を遮ってでも話す勇気と覚悟を持っていった方がいいと思う。

最後に、アセスメントデイに参加している人は、IESEだけでなく他校のMBAを同じ年に受験している仲間同士だ。IESEのアセスメントデイで会った人と最終的に他校で同級生になったと言う話も聞いたことがある。
最終的にお互いIESEに行かなくても、交換留学やケースプレゼンなどでその後会う可能性もあるので、アセスメントだけに集中せず色々な人と知り合いネットワークしておくと良いと思う。
ちなみに私は数少ないシンガポール在住の参加者として、アセスメントデイ終了後何人かをマーライオン周辺にご案内した。

合格通知

土曜日にアセスメントデイがあり、翌週の木曜に合格通知および奨学金オファーの電話をもらった。書類提出からインタビュー結果の連絡も1週間程度だったが、本当にIESEは決断が速い。

ちなみにIESEでは奨学金の有無はほぼGMATの結果で決まるらしく、特に女性でGMAT690以上だともらえる確率がかなり高いらしい。私の金額がいくらだったかは公開しないが、最大で授業料の半分だそうだ。LBSと比べると奨学金のチャンスは多い印象がある。


以上、参考になれば嬉しいです。受験する皆さんはGood luck!