LBSでの最後の授業はCorporate TurnaroundのBlock Weekでした。
バーチャル参加ということもあってか、全然最後のという実感は全然ありませんでしたが、とりあえずレポート書きたいと思います。

授業内容

レクチャー:
この授業は後述するケースが中心で、教授は初回一回以外は講義という講義はほとんどせず、ケースのファシリテーションが中心。
その代わり、豊富なGuest Speakerが色々な講義をしてくれる。
  • マクロ環境ーなぜ企業は負債を増やしがちなのか(教授による講義)
  • 銀行から見たRestructuring
  • 13-Week Cash flowというTurnaround時に使われるCash flowマネジメントの方法
  • Turnaroundとデータ分析
  • Turnaroundのキャリア(パネルディスカッション形式)
ケース:
ケースがほぼ毎回あって、大企業の中の特定のブランチをTurnaroundするもの、M&Aが関わるもの、Public Instituteである病院のケースなど幅が広い。
また文章ではなくビデオやメールなどの資料を見るタイプのケースや、破産寸前の会社でEquity Holder、Debt holder(銀行)、コンサルタントなど様々な立場に立って行う交渉ロールプレイもある。

ケースに関わった人から話を聞けるゲストスピーカーセッションも何度かあるため、上述のレクチャーでのゲストスピーカーと合わせてゲストスピーカーの数が私がとった授業の中でダントツで多く、1コマに二人以上来る回もいくつかあったため10人以上来ていたと思う。

内容について、破産に近い状況になった時にどうやってFinancial Restructuringするのか、どうやって銀行などStakeholderと交渉するのか、といった話は、普通に利益が出ている事業会社で働いているとなかなか身につかない視点なので、知っておいてよかったと思う(役立つ日が来るかは分からないが)。

個人的には、先輩からOB的な視点が多いから面白いと聞いて楽しみにしていたのだが、確かにOB的な視点はあったものの、Managing Changeと重複する部分も多く、かつそちらの方がより専門的だったため、OB関連に関しては本授業から新たに学んだことはあまりなかったように思う…


ケースについてだが、LBSはケース中心の学校ではないため、多くの授業ではケースを元にしたBreak out sessionとその後のクラス全体での議論が少しある程度で、授業の半分くらいは理論やフレームワークを教授がレクチャーするというスタイルが多い。
そのため、正直そこまでケースを読み込まなくても、なんとなく読んでおけば授業にはついていけることが多い。私も最初の頃はApendix等までしっかり読んでいたが、そこまで議論が及ばないことが多いので徐々に読むのをやめた。。

一方この授業は、3時間の授業を講義なしで丸々ケースディスカッションという回もいくつかあり、時系列や登場人物の関係性、Apendixにある財務諸表などをしっかり理解しておくことが求められる。しかもCold Callもされるので、ケースを何となく読んでおくスタイルに慣れた私にはショックが大きかった(2年間やってきて最後の授業でこれだったので余計にそう感じた…)。

自分で考えて意見を述べることが求められるケースは良い訓練にはなるのかもしれないが、明確なTakeawayが必ずしも得られないのが難しいところ。
一般的に使えるフレームワークや理論などはないのか?と質問している生徒がいたが、教授の答えは「Turnaroundは場合にはこれさえやっておけば良いというようなものはない」ということだった。
だからこそケース議論というスタイルを選んで教えているのだと思うが、LBSではあまりないスタイルの授業なので、私は準備不足もあり上手く適応できなかったように思う…

教授: Michael G Jacobides

教授の経歴について授業中に聞く時間はなかったが、話の節々から理解するに色々な企業のTurnaroundのアドバイザリーをしているっぽい。

ケース中心のスタイルは上述の通りだが、口調がとても辛口で、ケース議論で生徒が言った意見を辛辣に批判したりする。(LBSの他の教授は、的はずれなことを言う人がいても「他にない?」などふわっと話を逸らす人が多い)
また、生徒にはケースを読んで来ていない場合は事前に言ってくれと言っているが、私は即ち読まないで授業に来ないでくれという意味だと理解した。そして上述の通りCold Callも多い。
はきはきと話す口調が面白い時もあるのだが、は苦手だと感じる人もいると思う。

教授のプロフィールはこちら。
https://www.london.edu/faculty-and-research/faculty-profiles/j/jacobides-m-g

授業によってはRupert Mersonという教授が教えることもあるよう。彼のプロフィールはこちら。
https://www.london.edu/faculty-and-research/faculty-profiles/m/merson-r

課題

課題は、まず個人課題として授業が始まる前にケースを一つ選んで分析するものと、全授業終了後に各セッションから学んだことをBullet Pointでまとめて提出するものの2つ。そしてTurnaroundを経験した会社を選んで分析するグループ課題が1つ。課題の量自体は平均的かやや少ないくらい。

この授業の問題はケース。
上述した通りしっかり読み込まないとCold Callされた時に答えられないのに加え、Block Weekなのに各Sessionに1ケース(つまに1日に2ケース)で、しかも結構長いものも多い。
Block weekのケースは、週が始まる前に読んでおかないと時間的に読みきれない一方、事前に読むと当日までに内容を忘れてしまうのが難点。理想の方法は、事前に時間をかけて読んでメモを残しておくことなのだろうが、私はそこまで準備しなかったので常にCold Callに怯えていた…

ちなみに教科書は下記のもので、指定された章を事前に読んでくるように言われるが、授業の中で内容に振れることはほとんどなかったので、教科書よりはケース読解に時間を割くことをおすすめしたい。




以上、これでElectiveは全部授業レポートを書くというコミットメントが守れて個人的に満足しています。
参考になるものがあると嬉しいです~