先日、People Strategy Clubの活動報告を含めた記事を書きましたが、この記事ではクラブの立ち上げ且つPresidentをやって得たものについて書きたいと思います。

Club立ち上げは色々な条件が重なってできる幸運

キャンパスビジットでこのブログを読んでくださってる方とお話をする機会があると、「Clubの立ち上げって誰にできるものなんですか?」というような質問をいただくことがあるので、まず誤解を解いて置きたいと思います。
以前の書いた記事でやる気さえあれば誰でもリーダーシップは取れると書きましたし、その意見は今も変わっていませんが、一方でClub立ち上げに関しては生徒会の方で色々と規約があり、まず既存のクラブと活動内容がかぶらないことが第一条件になっています。(似たようなクラブが乱立することを防ぎたいみたいです)
したがって、自分の興味のある分野で既にClubが存在している人にとっては、Clubを立ち上げる機会はそもそもありません。

私の把握している限り、私の在籍した2年間で新たに誕生したClubは、People Strategy Clubを含めて4つです。
それも、私の在籍した年はBlack Lives Matterの運動がありDiversity&Inclusionが盛り上がった年で、Black in Businessと、FLI(First Generation Low Income:社会階層の低い家庭出身の学生によるクラブ)というDiversity関連のClubが2つ立ち上げられたので、例年はもう少し少ないのではないかと思います。
ちなみに残りの一つはWellbeing Clubで、Wellbeingも最近の流行りなので新しく立ち上がったのも頷けます。


ということで、この記事ではレアな経験であるFounderに限らず、よりチャンスのあるClubのPresidentとして得られた経験を中心に書いていきます。
Founderと違って、Presidentは既存クラブを引き継げばなれるので、チャンスは沢山ありますし、実際日本人でもやっている人は沢山います。

CLAN(Club Leadership Action Network)

まず、ClubのPresientが参加できるCLANというプログラムがあります。
毎年内容を変えているようですが、私が経験した内容を紹介します。

Student Leadership Incubator
CLANの中で個人的に目玉と思っているのが、Leadership Incubatorというプログラムへの参加です。
正直このプログラムの全容は理解できていないのですが、Executive Programme等を提供しているLeadership InsistuteというLBS内のチームとの共同のプログラムの様です。

といっても、私の年は一貫したプログラムがあるというよりは、多様なセミナーやワークショップが開かれていて、好きなものに参加するという感じでした。
  • 教授による特別授業
  • Randall Peterson教授によるLeadershipの講義、
    Andrew Likierman教授によるDecision Makingの講義
  • セミナー/グループコーチング等
  • フィードバックセミナー
    グループ・コーチング
  • 1on1コーチング
  • 外部Coachによる1時間のコーチング
正直、質はものによってバラバラでしたが、グループコーチングやフィードバックセミナーはとても役に立ちました。
Clubの数に対して参加者がいつも少ないのでPresidentでも参加していない人が多いようでしたが、約だったものもあったので、私はPresidentになったら参加することをおすすめします。

またLeadership Incubator以外にも、CLANではVirtual eventを成功させるために何を気をつけるべきか等の実践的なセミナーや、コロナの影響で私の年は開催されませんでしたが、例年はPresident同士の交流イベント等も開いているようです。

リーダーシップの実践

ClubのPresidentがリーダーシップの経験として役立つかどうかは、クラブ次第でもあるし、Presidentの意気込み次第でもあると思います。
やはり給料をもらっているかどうかなど、Clubという環境は仕事とは条件が大きく異なるので、ClubでLeadershipを経験したから、将来管理職になっても心配ありません!というようなことはないです。

クラブのリーダーが直面する一番よくある問題は、エンゲージメントの低さです。給料をもらっておらず、かつ授業や就活などと並行してやる活動なので、レスポンスが遅かったりサボったりする人が発生するのはClubの常です。
ただ、Clubの活動の多くはそんなに複雑なものではないため(Japan Trek等は別です)、エンゲージメントが低い人の分の穴はリーダー自身が手を動かしてしまえばそれで何とかなってしまうため、結局一人で全部やっていたということになると、リーダーシップの経験にはならないと思います。
またClub内での役割分担やオペレーション体制がしっかりできあがっているようなクラブだと、そもそもPresidentがリーダーシップを発揮する必要がないこともあると思います。

私自身はというと、できるだけ自分一人でやらずに皆をエンゲージするにはどうすればいいか、ということを考えた続けた結果、いくつかTakeawayはあったと感じています。
具体的に言うと、私は人に命令されるのが嫌いなので、最初のうちはメンバーのやりたいことを尊重して、できるだけ支持を出さないようにしていたのですが、結局「何をやりたいの?」と言っても何も出てこなかったり、誰も手を動かしてくれないという状況に陥りがちでした。
そんな時、Leading Teams and Organisationsの授業を取り、状況によってリーダーシップのスタイルを変えるべき(Situational Leadership)という内容を学んだことをきっかけに、「〇〇さんこれやって」と言うようなややDirectiveなやり方の方がClubの状況に合っていると判断し、やり方を変えるようにしました。
そのことで、少しですがチームメンバーの貢献度があがるようになりました。授業で学んだことをすぐ実践する機会が持てたことで、より学びとして定着したように思います。

校内外のネットワークが広がる

キャリア関連のClubに限った話ですが、Presidentをやると関連分野のネットワークが広がります。
まず、同じ在学生で同じ分野に関心がある人は、ExCoとして繋がりをもつこともあるし、そうでなくても声をかけてくれたり、イベントを一緒に開いたりすることがあります。
そして、イベントの開催を通してスピーカーや、パートナーシップを組んでいるAlumniのクラブ、キャリアセンター、教授など、色々な方面の人とつながりが持てるし、その人達に「この子は〇〇の分野に興味がある子なんだ」という認識を持ってもらうことができます。
今の所それが直接的に就活に役立った等ということはありませんが、LBS生の中でも同分野に興味のある人達とつながりができたことは、大きな収穫だったと思っています。

CVやLinkedInにかける

最後に、PresidentをやるBenefitとして、CVやLinkedInに載せられるということがあります。
特にLinkedInに関しては、イベントをやるごとにポストしている人もいます。

私の見解では、Presidentの経歴があることでリーダーシップが評価されるといことはあまりないと思っています(上述の通りClubでのLeadershipと職場でのLeadershipは大分条件が異なるため)が、その分野に興味があるというコミットメントが示せるということに意味があると思っています。
私自身も、Co-founder and co-President of People Strategy Club at LBSと経歴に書けることで、自分でClubを立ち上げるくらいに人事・組織方面に興味のある人間であるということが示せるようになったと思っています。


以上、Presidentをやってみて得たことを書いてみました。

最後に、私は自分がいなくなった後も続くようなインパクトを残す、ということにモチベーションを感じる人なので、クラブという正に残るものをLBSに残せたことをとても嬉しく思っていて、単純な満足感・達成感だけでもFounder/Presidentをやって本当に良かったと思っています。
今後もAlumniとして、Clubの成長を見守っていきたいと思っています。